犬の描き方(写実的)
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犬の描き方
盲導犬などで有名な犬種、ラブラドールレトリーバーのイラストを描いてみましょう。
【ご用意いただくもの】
・鉛筆(4B~6B)
・消しゴム
・カッターナイフ
・画用紙(A4)
・ティッシュペーパー
・綿棒
・刷毛
(消しゴムの消しカスを払う時に使います)
・10cm×10cmの画用紙
(パレットになります)
・セロハンテープ
・フィキサチーフ(定着剤)
↓クリックで見れます↓
◆画材の下準備と使い方◆
※「くるみ るか」の描き方の解説です。決して ”こうでなくてはいけない”ということではありません。
参考にしていただければ幸いです。
モデルのわんちゃん
イラストを担当させていただいた書籍『ずっと一緒に~盲導犬が老いたとき~』の主人公、盲導犬の「カンタス号」通称、カンちゃん。
『ずっと一緒に~盲導犬が老いたとき~』(著者:田中真由美さん)2010年2月発売。
描いてみましょう♪
■おおまかなパーツに分けてみます
写真をプリントアウトして、線を書き込んでも良いでしょう。
カンタス君には可愛そうですが、ちょっとラクガキさせてもらいました(*^▽^*)
頭は、頭蓋(スカル)と、顔の前部(マズル)のパーツに分けます。
耳、胸、腹、後ろ足、尻尾と、分けます。
この方が、「形」と見て描き易くなるでしょう。
実際に、画用紙にこんな形を描いても形を取り易くなるので良いです。
1.全体をスケッチ
写真を見ながら、全体をスケッチしていきます。
細かい部分も、出来るだけ描き込みます。
2.全体をぼかします
ティッシュペーパーを使って、全体をぼかします。
陰になっている部分や、茶色の毛の部分は、濃い目に、
細かい部分は、綿棒を使って塗ります。
3.目と鼻
写真をよく見ながら、目と鼻を描き込みます。
目のふちは、鉛筆で力をあまり入れずに、何度かなぞりながら濃くしていきます。
鼻も同様。
4.目・鼻をぼかす
綿棒を使って、鉛筆で描いた部分をこすってぼかします。
あとで、白く消す部分(白目部分、まつ毛)は、あまりこすらないように。
5.ハイライトを入れる
目と鼻に、ハイライト(光)を入れます。
消しゴムの角を使って、白目の部分、まつ毛の部分を消します。
鼻の部分は、消しゴムで軽くたたくようにします。
6.影の部分、黒い部分
影の部分や黒い部分を鉛筆で塗ります。
ポイントは、力を入れず、何度かなぞりながら濃くしていくと自然な感じでキレイに仕上がります。
7.こすってぼかす
「6」で描いた線を、綿棒でこすってぼかします。
ハーネスなどにも、シワや影を綿棒で付けていきます。
8.毛の質感を表現1
消しゴムを使って、毛の質感を表現します。
消しゴムは、カッターナイフで斜めに切って、毛を一本一本描くように消していきます。
あまり力を入れないように。
9.毛の質感を表現2
毛の流れを意識しながら、消しゴムを使って消してください。
10.ハーネスやリード
金属の部分は、消しゴムで消して白くします。
ハーネスのシワは、軽く消しゴムで押さえるようにして白くします。
体の周りを、消しゴムで消します。イラストを浮き上がらせる効果があります。
11.爪・影を付けて仕上げ
爪は、消しゴムで光の当たっている部分を消して白くします。
足元、腹部分に、影を付けます。
リードの影を綿棒でこすって付けます。
完成!
イラストの完成です!
応用すれば、猫ちゃんや、他の動物、人物も描けます。
描き方は、基本的には同じなんですよ♪
モデルをつとめてくれたカンタス君、お疲れ様でした。
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